【68歳のsunday】

誰が言い出しっぺか 父の日 と

父といえば、今年の師走に17回忌を迎える

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夕刻に三男が隣の美祢市からプレゼント袋を持参してきた

高速道路を使わなかったら、片道1時間位はかかるのに

この種のプレゼントは私には無縁(例えば、くじ引きなどでは当たらないことを願う自分にいつも驚いている。チョコレートは私が中学3年生の時、2年生の女子から手紙と写真に同封されて届いたことくらい)のことで、そのままリビングにいる妻のところまで報告に行った

夕食の準備中の後ろ姿から、開けてみたら？の声

私は慣れない手つきでその場で開封した

三男はリビングのソファーに腰掛けてレオと戯れている

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思えば、三男が小学校1年生の夏休みに、家族5人で日帰りで富士山山頂まで往復したことがある

今でも、思い出すとよく生きて戻れたと思う程の行程だった

しかも、恥ずかしながらこの時が初めての家族旅行でした

何時もというか私が33歳から40歳迄の当時は、地元の多くのボランティアを始め日本青年会議所に於いては通算3年間毎月東京へ全て自腹で出向していたので、富士山上空を往復しながらいつの日か家族で登りたいと思っていた

私は歳若くして結婚を決意した時点で既に夫婦共に苦労は覚悟の上とはいえ、それにしても 妻や子供には不自由をかけた

アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの成功の秘訣には、大学を出てはいけない、裕福に育ってはいけないなどを書き残している

結果的に質素倹約の習慣は身に染み込んでいると思われることが、せめてもの救いだろう

カラー写真の普及時代の現像所の集配兼カメラ販売店などで私は約20人の従業員を抱えていた

つまり、私は自分や自分の家庭のための人生というよりは、むしろ従業員やお客さんのための人生だった

私は、今から11年前の2006年(平成18年)正月にこの写真の場所を約2m埋め立て&建設した末永写真舘山口新館に移り住んで以来子供たちとの同居を返上した

仕事が名目のもとに、家庭が犠牲になっていたことは否めない

そんな中でも三男は、陸上競技などでは小学校から中学校までは常に山口県体では優勝していた

小学校4年生の時、当時の担任の先生より連絡があって、初めて参加した県の100m走決勝では2位になったことがあった

その噂が広まって、小学校の保護者の方々から あっくんより速い人がいるの？っと不思議がられたことがある

当時は日清がスポンサーでテレビ中継があり、その全国大会でもテレビ放送された

中学2年生の中国大会のリレー決勝のアンカーでは、あの3年生のスーパースター為末大選手が2年生の我が息子を猛然と追いかけるシーンがあった

中学3年生の秋の県体で、走り幅跳びでは10年前から更新されていない その県記録を塗り替えた瞬間の鳥肌を思い出す

高等学校、大学でも陸上競技の全国大会などへ応援に出かけた

県や全国で華やかな決勝のシーンを踏んできた息子は、それなりに口に出せない苦労をしたに違いない

私が市や県体で競技場の応援席から感じることだけでも、胸が熱くなることが何度もあった

市体では、出来るだけ他の部員が応援席に駆けつけているその親たちにその子供たちの頑張る姿を演出するために、ウオーミングアップは他の部員とするものの競技にはほとんど出場しないで他の部員の補助役を息子が一生懸命していた姿が眩しかった頃を思い出す

2年生だった時の県体でも、全国大会に繋がらない県大会では出来るだけ3年生(先輩)を補助する役目に徹していました

高校の進学に例えば県大会3位であれば多少有効になるだろうとの心使いだったように見受けられました

間も無く90歳を迎える病床にある私の母の陸上選手としての血を受け継いでいるのだろう

今から17年前の2000年(平成12年)シドニーオリンピックの年、私たち家族5人に従業員2人を伴なってその競技場を訪ねた

高橋尚子選手がマラソンで金メダルに輝いた年だった

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長男や次男もその才能はあっただろうに、私たち夫婦が生活の基盤を創るためのその仕事の都合で全く無関心であった

周りの保護者の方々の強引なる呼び出しで、ようやく三男の頃から子供の教育に関心を持ち始める始末であった

今、その三人息子たち全員独身

今は昔の思い出

. 【HP更新しました】 http://suenaga-photo.com この度、私こと末永輝清(68歳)は 10年振りにHPをリニューアルしました♪