[345]介護 介助の話【爪の跡】 Talk of nursing care and assistance 【Traces of nails】

投稿日時:2018年11月08日  カテゴリー:自分史  タグ:なし

介護 介助の話【爪の跡】(facebookより移行)

10年前から私の母と同居を始めました。

毎月美容院へ予約して送迎しました。

人に会うわけでもなく、パーティーへ出席する訳でもないのに。

気分転換でもあり、リハビリでもありました。

ところで 世の中 色々なので ひょっとしたら、生涯、自分の母親の爪を切ったことがない人も世の中には いるかもせれないとふと思ったりしたので、

体験談のほんの一コマですが記述してみることにしました。

私の母の晩年の10年間、爪の手入れをしましたが、指のリハビリにもなります。

手足を清潔に保つ為にも、一本一本拭き取ったり爪を切りながら話をしたり聞いたりする時間は神経が繋がっているその脳のリハビリにも影響を及ぼすと感じられましたので大切だと思いました。

結構手に汗を握ることがある為に匂いが籠る(こもる)事が意外にあるので、ガーゼで指の根本を緩く(ゆるく)くねらせて空気に触れるように気を付けるようにすると異臭がしなくなりました。

また、
私の母の場合は、亡くなる前の2年間は自力歩行が出来ませんでした。

車椅子でリハビリする事は出来るように回復はしたものの、自分の意思で自分だけの脚力で歩く姿を見ることは叶いませんでした。

師長さんが職場異動なかったら自力歩行姿を見ることが出来たかも知れません。

学校の先生同様に医師や看護師や看護師長さんや理学療法士や作業療法士さん更には介護士さん等々、それぞれ職場のローテーション体制がありますから、

順列組み合わせの如く病状との関わり合いの一瞬の出来事や処置や見過ごし等々で寿命が決定されるのは致し方がないものでしょう。

家族の唯一の1人が、自分の人生を顧みずに全身全霊を込めて看ても先程の運が影響してきます。

例えばですが、

爪の形も歩行しなくなると特に足の場合は 大きく急激にその形が変化していきます。

その内、爪切りでは切れなくなり、爪を切る専用ニッパーが必要になります。