#台風襲来7月20日Saturday16時15分
photography:山口市大内御堀六丁目3番1号 末永写真舘山口新舘駐車場にて敷地内の点検中。
【 #生まれ変わりたいとは思わない 】
吹き飛ばされそうでしたが、仕上げ上塗りの前に既に取り付けられてある手摺用の支柱を持って耐えました。
コンクリートモニュメント(私は動物も植物も物も風景も風も全てDNAがあって生きていると思って接しています)は生きているので、水分を吸い込んで水路側の壁面下部にカルシュウムと共に滲む様に流れ出ています。
その対策を講じながらこれから永久的に保存可能な仕上げ作業に取り掛かる上で大切なものを、台風にさらされている巨大作品と対話をしながら感じました。
…
中学校1年生の時の音楽の女性先生(現在85歳位)から昨年注文依頼があった複写等仕上がり写真を、近くの美容院に来ているからと電話があり(運転に自信がない様子なので)届けに行って来ました。
教え子を気に掛けてくださって有り難い恩師です。仁義の様なものを感じ、心に響く様なものを感じます。
矢張り、思い出を共有した人に会って話すと元気が出るものです。
帰宅後 屋内に入る前に、強風故に家の周りを点検して回りました。
この地域に位置する大内御堀地区の民生委員さんが犬を連れて回っておられ、色々世間話をしました。
1年間位前からカラオケ&アルコール摂取&夕食に行こうと言いながらそのままの状況になっている人ですが、定期的に会話が出来ることの安心感があります。
強風に煽(あお)られながら屋外で そんな会話をしている時、久保田社長さんが、強風を心配して現場の点検に来ておられました。
彼に近寄って挨拶をしていると、大粒の雨が降りだしました。
その後、未だ未だ強風の音が怒濤の波の様に繰り返しながら屋内へ響き渡っています。
(晩から夜中にかけての強い風雨は屋根裏に雨漏りらしき音が聞こえる程でした)
昨晩辺りから私本来の写真の制作に集中出来るようになり、少しずつ母親の死を乗り越えられそうな予感がしました。
気の合う人、又70年間、50年間、30年間、10年間…絆を共有出来る人、そして側で暮らしている人やペットや植物たちや環境や風景…
出会ってくれて有り難う。
私の人生は、全てがbetter halfで半々でした。
嬉しかった事も半分とそうでなかった事も半分、出会えて良かった人も半分 と 分かり合えなかった人も半分、…、それでも私は運が良かった人生だったと思っています。
もう一度人生をやり変えたいとか、もし生まれ変わって来るならばとかは考える余地はありません。
これ以上の人生は、私には向かない&似合わない&出来ないと思っています。
どんな映画や物語や、その作者や演出家や作家や俳優や、凡ゆる分野のリーダー的存在の方々よりも、地道で目立たないけれど自分の定め(DNA)に従って粛々と過ごされた名も無き人たちに敬意をはらう気持ちで一杯です。
それは、私の生き方と似ていると信じているからかも知れません。
つまり、過去のどんな映画や小説や物語よりも中身も外観も綺麗すぎて美し過ぎる人生でした。