[357]微笑み返し Smile return
【微笑み返し】(2018H30.12/02.FBより移行)
写真は、半年前に、私の母のことを掲載した山口新聞「東流西流」欄の9回シリーズです。
実は、この原稿の一部を病床の母に朗読していました。
私の母は耳を澄まして聴いて、
その微笑(ほほえ)み返しが瞼(まぶた)に浮かびます。
私の母は緊急入院後、2年後に亡くなりました。
私たち夫婦をはじめ私の家族5人共、
暫(しばら)くは、放心状態でしたが、
これまで自分自身や私の妻の入院が出来なかったこと等々をする為に、
徐々に元気をとり戻しつつあります。
思い出は、私自身の生きる意味のような気がする今日この頃です。
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私の母と私の妻と同居を始めて10年。
その間、義母の介護介助等々も重なり、壮絶な10年間でした。
心身共にボロボロになった私たち夫婦のことを一番案じた人は、その義母と私の母でした。
「有り難う」「私より先に死んだらいけんよ」(義母の口癖は「輝清さんに足を向けて寝たらバチが当たる」でした)っが、その2人の口癖でした。
義母が亡くなる迄の晩年の10年間の口癖は「輝清さんに足を向けて寝たらバチが当たる」とまで公言されておられました。
私は当然の事と思っていても、世の中がそうではないことに気付かせてくださった義母には感謝しています。
私の妻の手を義母が握り締めて離さない事が多く、その手を振り払うようにして辛い思いをしながら病床を後にする義母とその長女(私の妻)。
それは、その3年後に私と私の母にも当てはまるもの(母と長男)でもありました。
自分の意思を継ぐ人が自分より先に死ぬことを最も危惧(きぐ)していました。
その当時を思い出す度に、私たち夫婦がその意思を全うする責務を感じます。
私の生きる意義を再確認することが、元気の源(みなもと)のような気がする今日この頃です。
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